子宝の島
1位・2位全国の市区町村の出生率
- 1位
- 徳之島町 2.25
- 2位
- 天城町 2.24
- 参考
- 伊仙町は、2008〜2012年に全国1位(2.81)
合計特殊出生率(2018〜2022年)。徳之島の3町は、長年、全国のトップクラス。空港の名も、「徳之島子宝空港」です。
TOKUNOSHIMA
長寿と子宝の島。2021年に世界自然遺産に登録された海と森に抱かれ、「結(ゆい)」の精神と「子は宝」の心が、いまも暮らしの中に息づいています。
※ このサイトは、KANAN Terrace Project の紹介サイトです。宿泊のご予約・販売は、行っていません。
01 / ISLAND
徳之島は、鹿児島市の南南西およそ468kmに位置する、奄美群島の主要な島のひとつです。東は太平洋、北は東シナ海に面しています。
| 町 | 人口 | 世帯数 | 基準日 |
|---|---|---|---|
| 徳之島町 | 9,087人 | 4,440世帯 | 2026年10月1日 |
| 天城町 | 5,307人 | 3,049世帯 | 2026年10月1日 |
| 伊仙町 | 5,917人 | 3,402世帯 | 2026年6月末 |
人口は、徳之島町・天城町・伊仙町の公式サイトの公表値(徳之島町は推計人口)。その他は、鹿児島県などの公開資料。

02 / ACCESS
徳之島は、奄美大島と沖縄のあいだに位置します。東京からの直行便はなく、鹿児島・奄美大島・那覇などを経由します。
所要時間・便数は、資料作成時点(2023〜2024年)のものです。ご利用の際は、各社の最新情報をご確認ください。
03 / LONGEVITY & CHILDREN
少子高齢化は、日本が向き合う最大の社会課題のひとつです。その中で徳之島は、出生率が全国のトップクラスにあり、長寿の島としても知られる、いわばその対極に位置する島です。土台にあるのは、集落みんなで支え合う「結(ゆい)」の精神と、「子は宝」という昔からの心です。
1位・2位全国の市区町村の出生率
合計特殊出生率(2018〜2022年)。徳之島の3町は、長年、全国のトップクラス。空港の名も、「徳之島子宝空港」です。
116歳ギネス世界記録の、世界最高齢
畑仕事、島唄、闘牛など、人と交わり、よく動く暮らしが、元気な長寿を支えていると言われます。
支え合う集落みんなで、助け合う
助け合う心が、長寿と子宝の島の、土台にあります。
子どもは、家族だけでなく、集落みんなの宝。そう受け継がれてきた島です。
出典:厚生労働省「人口動態保健所・市区町村別統計」(2018〜2022年、2008〜2012年)、鹿児島県・伊仙町の資料。全国の平均は、2008〜2012年が1.38です。数値は掲載時点のもので、今後の統計で変わります。
島でも人口の減少は進み、金見のように、担い手が少なくなった集落もあります。だからこそ、島に根づく結の精神を、これからにつなぐ取り組みが求められています。
04 / HINT
私たちは、徳之島の暮らしの中に、日本がこれから進む方向を考えるための、大きなヒントがあると考えています。少子高齢化の時代に、この島の人々が受け継いできたものは、何なのか。
「子は宝」。子育てを家族だけに任せず、親戚も集落も、みんなで支える。子どもが生まれ育つことを、地域の喜びとする心があります。
仕事も、祝い事も、困りごとも、助け合って乗り越える。人と人のつながりが、暮らしの安心を支えています。
畑仕事や島唄、闘牛(夕方の牛の散歩も、島の日常です)、集落の行事。体を動かし、人と交わる日々が、元気に長く生きることにつながっていると言われます。
KANAN Terrace Project は、この島の北の端・金見から、そのヒントを体験として届け、集落の未来につなげていく取り組みです。
05 / VITALITY


島の玄関口である空港には、トライアスロンの大会を前に、歓迎の横断幕が掲げられます。大会は、毎年6月ごろ。スイム、バイク、ランで島を一周する選手たちを、島は、迎える準備をして待っています。
空港の名前は、「徳之島子宝空港」。出生率が全国のトップクラスにある子宝の島であり、長寿の島でもあります。人が生まれ、育ち、長く生きる。体を動かし、島の人びとが総出で声をそろえて応援する。この島には、そんな、生きる力に満ちた時間が流れています。
写真は、2025年6月29日の大会に向けて、横断幕が掲げられていた2025年3月に撮影したものです。大会の開催時期や内容は、年によって変わります。最新の情報は、徳之島観光連盟などの公式情報でご確認ください。
06 / ISLAND FOOD
海と山、強い日差しと潮風。徳之島の畑や海辺には、島の人たちが昔から食べてきた、いろいろな食材があります。長寿の島の暮らしは、島の食べものとともにあります。
海岸の崖や岩場など、強い日差しと潮風にさらされる厳しい場所に、自然に育つ多年草です。南西諸島では、「ひと株食べると、ひと日長生きする」という言い伝えから、長命草の名で呼ばれてきました。徳之島では、「まあざく」とも呼ばれます。若い葉は、てんぷらやお茶、ジュースなどにして、島で食べられています。

※ 鹿児島大学(宮本楓氏ら)の研究。奄美群島の住民約5,000人を、中央値で約13年追跡した観察研究で、2023年12月、Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition 誌に掲載されました(紹介記事)。黒糖を食べる頻度とがんの発症に関連がみられたという報告で、黒糖が、がんを予防することを示すものではありません。
長命草の名前の由来は、南西諸島に伝わる言い伝えです。食べものの働きや、健康・長寿との関係を示すものではありません。体質や体調によっては、合わないこともあります。食べるときは、ご自身の体調に合わせてください。金見・徳之島で食べられている食材の一覧は、調査の途中です。お酒は、20歳になってから。


07 / NATURE
希少な生き物が育まれていることが評価され、徳之島は、2021年7月に、世界自然遺産に登録されました。
解説は、環境省・林野庁の公開情報による。写真は、Wikimedia Commons で公開されているものを、利用条件に従って掲載しています。
08 / TOGYU
牛と牛が、角を突き合わせて力を競う。徳之島の闘牛は、島の暮らしに根づいた文化であり、人と牛、集落と集落が結びつく、結(ゆい)の精神の舞台でもあります。国内の闘牛文化の中でも、徳之島は「最も熱い」と言われ、全国から一目置かれています。

1月・5月・10月
初場所(1月)、春場所(5月)、秋場所(10月)。徳之島・天城・伊仙の3つの町の協会が、持ち回りで主催します。
お盆にも
全島大会の前後や、お盆の時期にも、牛の持ち主たちが出資し合って、各地の闘牛場で大会が開かれています。
家族のように
牛の持ち主は、毎日、牛を世話し、育てます。夕方、闘牛の牛を散歩させる姿は、この島では、ありふれた風景です。
結の舞台
応援する人、支える人、集う人。闘牛は、島の人々が顔を合わせ、交わる場でもあります。
島の観光会社が、闘牛の日常にふれる半日のE-bikeツアーを企画しています。牛の持ち主と、牛との絆を感じ、お世話や写真撮影などのふれあい体験ができます(結や -MUSUBIYA-)。
大会の開催日にあわせた滞在や、牛の持ち主との出会いなど、闘牛を通じて島の文化にふれる体験を、滞在のプログラムに取り入れることを考えています(構想)。

夕暮れの、牛の散歩。夕方、闘牛の牛を連れて歩く。島では、ありふれた風景です。牛は、家族の一員であり、身近な存在です。
日程や会場は、年によって変わります。最新の情報は、徳之島観光連盟などの公式情報でご確認ください。出典:徳之島観光連盟、結や -MUSUBIYA-(2024年時点)。
09 / CULTURE
島の文化として根づく闘牛。年3回(1月・5月・10月)、全島大会が開かれ、3つの町が持ち回りで主催します。国内の闘牛文化の中でも、徳之島は「最も熱い」と言われます。 闘牛について →
集落対抗で熱くなる町民体育大会。相撲や空手など、全国で活躍する子どもたちもいます。冬季には、実業団などのトレーニング合宿も行われています。
集落ごとに競い、集落みんなで祝う。体育大会や闘牛、島唄の場は、人と人が交わる、結の精神の舞台でもあります。
10 / ISLAND LIFE
温暖な気候と起伏に富んだ地形が評価され、マラソンの高橋尚子選手が金メダル獲得前に合宿した島として知られます。冬には実業団やオリンピック選手のトレーニング合宿も行われ、徳之島町には合宿団体への宿泊補助制度もあります。
徳之島町では、島外の小・中学生を1年間受け入れる「ふるさと留学制度」があり、里親や地域の人とのふれあいの中で学びます。子どもを地域みんなで迎える、結の心が息づく取り組みです。
東京などで暮らす島出身者のつながり(東京奄美会など)が、島の物産や観光を発信しています。島の外にも、島を応援する人の輪が広がっています。
11 / EVENTS
天城町を起点に、スイム2km・バイク75km・ラン20km(合計約97km)で島を一周。最大約800名規模の大会で、毎年6月ごろに開かれ、この時期は宿泊施設が満室になります。
花徳浜(けどくばま)は、約1kmの砂浜が続く島を代表するポイント。里久浜、山ホワイトビーチとあわせ、いずれもビーチブレイクです。WSLのジュニア国際大会(2023年)の会場にもなり、1995年から続く「波乗り祭り」もあります。
北部は魚が集まり、東海岸には初心者向けから洞窟まで多様なポイントが並びます。1〜3月はホエールスイム、ウミガメとの遭遇率は日本一とも言われます。混雑が少なく、まだ知られていないポイントも多いエリアです。
島の農産物や特産品。3町とJAあまみによる「徳之島フェア」が、2022年から東京のホテルオークラ系の飲食店でも開かれています。食の旅の拠点を見る →
開催時期や内容は、年によって変わります。最新の情報は、徳之島観光連盟などの公式情報でご確認ください。
12 / NOW
徳之島を訪れる人は年間約13万人(2023年)。航空路で訪れる人は、海路の約3倍に増えました。関東・関西からの来訪者は、2011年と比べて4〜6割増えています。
奄美群島の宿泊施設は、2018年度の329軒から、2022年度には435軒に増えました。一方で収容人員はほぼ横ばいで、規模の小さな宿が増えています。
奄美群島の訪問者は、4割以上がリピーター。「ぜひ訪れたい」「訪れたい」と答えた人は約9割、人に勧めたい人も約9割にのぼります(2022年度)。
出典:鹿児島県観光統計(2023年)、奄美群島島づくりプラン(2022年度)。島を訪れる目的は、観光地めぐりや自然探索のほか、帰省や親戚・友人の訪問が多いのも特徴で、マリンレジャーが中心の沖縄・奄美大島とは、少し違った島の姿があります。